2018年明けましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
昨年はたくさんの方々に助けていただいた一年でした。今年もよろしくお願いいたします。(笑)
さて毎年恒例(かもしれない)「元日新聞読み比べ」です。ただ、朝日新聞と毎日新聞が売ってなかった(売り切れ?)ので、今年は産経、東京、読売、日経の4誌となります。ご了承ください。では、早速行ってみましょう。
日経新聞
デジタルが進んで経済の上で国境がなくなっている。というのがトップ記事です。人口130万人のエストニアでは、インターネットで名前や住所、パスポートの写しを申請すれば、約1万3700円でICチップ入りのカードが届き、それが国民の証となり、銀行口座が開設でき法人の設立も簡単に出来るそうです。エストニアはEC加盟国ですから、法人にとってはとっても魅力的な制度です。エストニアはこの制度で外資の獲得を狙っているそうです。
スイスでは、ビットコインで納税が可能になったようです。一方日本の銀行も24時間365日銀行振込み即時決済が10月から可能になるそうです。
いつも思いますが、日本は規制がきつくてITと金融は世界から2周くらい遅れている気がします。特集記事ですね。
読売新聞
中国とロシアの民間企業が北朝鮮に石油の密輸出をしている「証拠」を手に入れたのがトップ記事。年末に船で石油の積み替えをして、北朝鮮へ密輸出している映像がアメリカから発信され、テレビで見た方も多いと思いますが、読売の記事はそれ以外に代金の決済方法までスクープしています。それにしても石油やガソリンの国家的輸入代金を、現金で列車で運んでいるなんてびっくりです。
これはスクープ記事です。
それ以外にも児童ポルノを所持していた人が摘発されたようですが、「るろうに剣心」の作者はかわいそう。有名人って大変ですね。
あと、児童ポルノって「持っているだけ」「ダウンロードしただけ」で罪になるように法律が改正されたこと知ってましたか?世界では常識だそうです。確かに何もわからない小さな子供を撮影しているんですから、ある意味大人相手より罪深い。ほしい人がいなけりゃ撮影する人もいなくなりますものね。もっと摘発してください。
産経新聞
中国が2030年までに4隻の空母を持つ計画がトップ記事。もちろん原子力空母も作るでしょう。原子力空母はある意味無限の燃料を持っているのと同じですから、世界中何処へでもいけます。2050年にはアメリカと同じ影響力を持つと宣言している中国ですから、この勢いはとまることはないでしょう。
特集記事ですね。
2面からはアメリカと北朝鮮の戦争がいつ起こるかを専門家の目から探る記事。
でも一番刺さったのは7面にある「BPO」(放送倫理・番組向上機構)への批判記事。
BPOは不正な番組をチェックする組織だと世間は思っていますが、その実リベラルに偏ったメンバーで構成され、さらに過去の警告はあまりにおかしいと糾弾しています。
まったくそう思います。昨日の紅白でNHKは「忖度」はしないとわざわざ放送していたのに強い違和感を覚えましたが、権力をけん制するのがマスコミの役目だとは言え、ここまでやったら情報操作だと思うことが最近多いです。
もうひとつ、沖縄市の高速道路で車6台の多重事故が発生し、負傷した日本人を助けようとした米海兵隊員ヘクター・トルヒーヨさんが後続車にはねられ意識不明の重体となり、高度な治療を受ける為アメリカに搬送されたこと。
アメリカではCBSテレビなどで放送され、大きな反響を呼んでいるようですが、日本では私が知る限りまったく取り上げられていない。これも情報操作でしょう。こんなことしていると、いずれアメリカと日本の国民感情がおかしな方向に行ってしまうかも知れません。マスコミは是非情報操作でなく、公平な報道をしてもらいたいものです。
東京新聞
福島汚染「手抜き」汚染度をつめた袋は2重になっているようですが、その中袋がしっかり閉めていなかった手抜き工事がたくさんあったという記事です。
相変わらず東京新聞はスクープ記事を元旦に持ってきますね。
前にも書きましたが、東京新聞は中日新聞の実質子会社で、東京では読者も少なく、記者たちは大手新聞にはない独自色を出す為に、がんばっているのが感じられます。リベラル系ですが、こうして権力に対して事実を持って糾弾するのが本来のマスコミの進む道ではないでしょうか?
拍手喝采なのですが、そのほかの記事がほとんどない。広告ばっかり。んー中小の悲しさか、がんばれ東京新聞。
ということで、今年のトップ記事の優勝は読売新聞。敢闘賞は産経新聞(朝日と毎日は参加してませんが)
来年も皆さんがんばってください。
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Posted by 金丸 : Comment(0) | 2018.1.1.