明けましておめでとうございます。
昨年を振り返ってみると、新幹線に108回、特急に37回、飛行機に11回乗りました(飛行機嫌いです)
電車にはほとんど毎日のり、車にはほとんど乗りませんでした。
合わせてウーロン杯を3000杯、生ビールを500杯、日本酒を20升呑み、日本中のワタミを訪ね、数々の酒造メーカーの売上に貢献いたしました。
不動産会社向けの講演は120回行い、本を書くために25回徹夜をしました。
4年間通った歯の治療が12月でひと段落し、年末には「24」を徹夜で見ました。そんな09年だったのです。
さて今年はどんな年になるのでしょうか。
昨年拙著が発売された事も影響していると思うのですが、ここの所、不動産業界でリピートや紹介に目を向ける人が増えたように感じますし、あちこちでそんな文章を見かけるようにもなりました。
少しは影響を与えられているのかもしれない。そんな風に思いながら今日もウーロン杯を飲む私です。(既に50杯目)
Posted by 金丸 : Comment(6) | 2010.1.5.
昨日12月16日に執り行われた@dreamDAYには、350名もの参加有難うございました。
このイベントを本格的にやり始めて4年目(実は7年目)、改めて真剣に業務に取り組む不動産会社が「こんなにいるのか」と思い知らされます。
@dreamが世にでてから7年。来年は明治維新以来の大不況が訪れようとしている中(世界大恐慌よりひどいと私は思っています)必死に顧客から支持されようと努力する会社の集まりが@dreamDAYです。
今年の大賞受賞者は京都の「みつばちハウジング」さんでしたが、そのほかに事例発表された会社様も、数々の努力を積み重ねておられ、@dreamがあるからではなく、「この会社であるから」と痛感させられます。
顧客第一主義、顧客中心主義などの言葉が失われた10年の間に生まれましたが、今ではもう当たり前になって聞かれなくなりました。お客さんに支持されない業界も会社も生き残れないのは当たり前になったからです。
不動産業界はその利益率の高さで、今まではそこまで考えなくても情報を提供するだけで商売が成り立ってきましたが、いよいよそんなレベルでは成り立たなくなってきたようです。
いかに集客するかは大切なことですが、本当に大事なのは「うちの会社で契約するお客様は本当に幸せだよな」と社長が、社員が、思えるサービスを提供できる会社になる事です。
お客様はバカでは有りません。あなたの会社の方針や実態を見抜いています。人の見ていないところで努力することを「努力」というのです。そのことをしっかり把握して日々業務に励んでください。必ず明るい未来が開けます。明けない夜は無いのです。
Posted by 金丸 : Comment(4) | 2008.12.17.
こうゆう場で政治的な発言は控えているんですが、さすがに今の政治はひどい。
与野党は衆院解散の日程のせめぎあいで、国会は迷走していますが、今回の金融危機が100年に一度とか、世界大恐慌の再来とか発言しているわりに、なんとおろかな政治を行っているのでしょうか。
世界を見渡せば、イギリスが日本の消費税に当たる付加価値税を下げたり、アメリカがしゃにむに対策をうっているのがわかります。
それなのに日本では住宅減税を「発表」しただけで、実行される時期はいまだに目処がつかない。何考えているのでしょうか。将来住宅減税が拡充されるとわかったら、誰だって買い控えます。不動産業界の悲惨な現状が、資金回収できなくなった建設業界を粉々にし、さらに裾野の広い住宅関連企業にも影響が顕著に現れているのに、「発表」しただけで実行しないというのは、普通に考えれば、その影響を考え「わざと」やっているはずです。
つまりマンションデベロッパーや、建設業者が多すぎるから減らそうと考えて行う政策だということです。それはそれでひどいけれども、政治は時にはそんな行動を起こすので、いいか悪いかは別にして理解できます。
しかし現在の状況はそうではないようで、ただ単に政治が迷走しているために滞っている。。。。
「バカ?」
さらに二次補正予算の審議は、来年の通常国会以降になったようです。このため信用保証協会の融資枠20兆円への増額は3月の年度末までのびることが確実です。
一般に資金繰りが大変な時期は年末と年度末だといわれますが、実は中小企業にとっては年末の資金繰りが最も大変です。これは手形や小切手を受け取りそれを割って資金繰りをしているからで、年末の従業員へのボーナス、買掛金の支払い、などが大きく発生するのに比べて、受け取った手形を銀行へ持ち込んで現金化するのが正月明けの1月4日。つまり自力で現金を用意しなければ年末を越えることができないからです。
私自身は過去4回大きな不景気と資金繰りを経験していますが、そのたびに心の中で思ったのは(正月さえ越せば)だったのです。
そんな中忘れもしないのが、前回のITバブルの崩壊のとき、信用保証協会がやった5000万円の保証枠創設。これは中小企業へ向けた事実上無条件保証枠の寄与となり、たくさんの会社が救われました。(もちろん代位弁済率が高率になったことがあとで問題になりましたが、そもそも信用保証協会は代位弁済が発生しなければその存在価値はありません。)
この事実を政治家はわかっているのでしょうか?企業経営も国家運営も、戦略や戦術はそのタイミングとあいまって効果を発揮します。
織田信長がはれた日の昼間に今川義元と戦って勝てたでしょうか?
不動産、建設、住宅に関連する企業を助ける意味合いもあって、住宅減税を行うならそれらの企業がつぶれてしまってからでは遅すぎます。
中小企業の資金繰りを助けるために、保障協会の与信枠を広げるなら、つぶれたあとで行っても意味が無いのは自明の理。
100年に一度の危機であるなら、一時的に超党派で景気対策を行うくらいの対応が当然であると思うのは私だけでしょうか?
政治家の方は1月4日にたくさんの中小企業が倒産している事実を知ってください。
Posted by 金丸 : Comment(1) | 2008.11.26.
先日当社の顧問を訪ねて早稲田大学にいってきました。
(残念ながら、私は早稲田大学の出身ではありませんが)
大隈記念館という、雲の上のような人ばかりの居室があるところでしばらくお話をさせていただいたあと、食事をして銀座に出て解散。
いつも顧問と話をすると、びっくりするような話をたくさん聞くのですが、今回は意外な事実(私にとってはですが)を聞かされました。
早稲田大学はご存知の通り、大隈重信が創立した大学ですが、その創立の際には、既に創立されていた慶応大学の福沢諭吉にずいぶんと助けられたこと。
そして確かに早稲田大学の父として大隈重信はたたえられているけれども、大学にはもう一人重要な人物として小野梓という方がいたこと。小野梓は創立の母と言われていることを知りました。
*大隈記念館と同じく、小野記念館もある
小野梓さんの実績は他で調べてもらうとして、私が意外だったのが、その出身が高知県宿毛(すくも)というところで、この地から何人もの歴史上の重要人物が出ていて、あの吉田茂もここの出身。吉田茂が首相だったときの衆院の議長は、吉田の生家のはす向かいに住んでいたそうです。
創立の母である小野梓の功績は、現在の早稲田大学でも十分認識されていて、今でも土佐(なぜかみんな高知でなく、土佐というんです)に対しての、資金的、文化的援助を欠かせていないそうです。
やっぱり母の思い出は忘れられないものなんですね。
Posted by 金丸 : Comment(0) | 2007.4.19.
実は今年は私の次男が大学受験だったのですが、先日なんとか引っかかり進路が決まりました。彼は高校時代は甲子園を目指して野球をやっていたのですが、その夢はやっぱりかなわず(ただしこれから始まる春の選抜高校野球の予選で、早実を破ったのは次男の高校の後輩です)新たな場所で新しい人生を送ることになります。
進路が決まった時には「はぁーあ」と親らしく安心したのですが、今日突然大学の野球部に入るため明日合宿所に引っ越すと「電話」で聞きました。
「合宿所は淵野辺(神奈川県かな?)」
「あっそうなんだ」
どうしたのでしょう。信じられないほど「さびしい」気分です。
フーテンの寅さんが寅屋に帰ったとき、おじちゃんやおばさんやさくらの一人でもいなくなったらそんな気分になるのかも知れません。
実は私には4人の子供がいます。
4人の子供達に接するとき、若い頃に町工場の社長の奥さんに聞いた話をいつも意識していました。
その奥さんは5人兄弟だったそうですが、5人も兄弟がいると自分が親にどんな風に見られているかいつも気になっていたそうです。だから機会があるたび父親に聞いたそうです。
「ねぇお父さんは兄弟の中で誰が一番好き?」
「全員おんなじように好きだよ」
「でもその中でも、ちょっと位は差があるでしょう。あえて順位をつけるとしたら一番はだれ?」
「みんなおんなじ。みんなおんなじように好きだよ。」
「私はね、自分が一番好きだと言ってもらいたかったんだけど、でも父親が全員おんなじって言ってくれた時、とっても安心したの。それから何回聞いても父親の答えはおんなじ。みんなおんなじように好きだって言ってくれたの。いま60才にもなって父親に一番感謝するのはいつもそういってくれたことかもしれない」
私も娘に何べんも聞かれました。(今は聞かれません^^)
そのたびに町工場の奥さんの話通りに「みんなおんなじように好きだよ」といい続けていました。油断して適当なことを言わないように意識していたのですが、実は自分でも気がつかなかったのですが本当にそうだったのです。
今日はまったくもってさびしいです。
Posted by 金丸 : Comment(3) | 2007.3.16.