今日は株式会社 三景の古田社長の講演会に来ています。
古田社長は企業再生のプロで、DELLやUCC上島コーヒー、フェニックスキャピタルなどでたくさんの実績を積み、現在三景(4500名)の社長として活躍されている方です。
講演前にひょんなことから少しの時間お話させていただきましたが、リーダーに求められる条件は「やりきる」ことに尽きるとおっしゃっていました。
人間とは本来弱いもので、決意があってもその原因が取り除かれたとき、どうしても中途半端な結論に落ち着かせてしまうものだと。
たとえば、業績が悪くなり社内にも、社外にも危機感が充満して3000名のリストラ計画を発表した大企業があります。
1000人、2000人とリストラが行われていった、たいていちょうどその頃に景気が回復したり、業績が若干回復したりするものです。すると社内や社外でこんな声が聞こえてきます。
「業績も明るさが見えてきたことだし、そんなリストラなんてそろそろいいんじゃない。社内も忙しくなってどっちかといえば人手不足ぎみじゃない。そこでまだ1000人も減らしたら、それこそせっかく持ち直した業績がどうなっちゃうかわからないよ」
そして2000人をリストラしたところで、計画中止となります。
しかしそういう企業は、業績は回復したとしても、ほんのちょっと良くなるだけで、うだつの上がらない業績を続けていくんだそうです。そしてまた経営危機がやってきます。
「本当に良くなる企業は、つらくても、批判されても決めたことをやりきる企業です。」
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Posted by 金丸 : Comment(0) | 2007.4.13.