ここのところ急に潮目が変わったと感じることが多くなりました。本当に変わるのかもしれません。
埼玉県は日本有数の建売業者の激戦区ですが、2年前から徐々に売れにくくなった時には過当競争だと思いました。
今年の春には「がくん」と厳しくなり、既に土地の仕入れを中止した開発業者が多数見られます。
今度はネットのせいだと思っていました。いくらでも物件探しが出来る消費者が、買い急がなくなった結果だと思ったのです。
この夏には、500万ほど値引きをして販売する物件が多数出てきました。それもネットで買い急がなくなった消費者のせいだと思っていました。
マンションも高級物件は飛ぶように売れていますが、ちょっと立地の悪い物件は売れなくなりました。
これはサブプライムで粉々になったファンドが買えなくなったせいだと思っていました。
でもそんなことではなく、もっと大きな潮目が変わったかもしれません。
今月になり、5年ほど無かった現象が起きています。
人手不足で誰でもいいから人がほしいと言っていた工場が仕事を探しています。
内定をもらえず半年以上も説明会回りをしている学生を見かけます。
商工リサーチを見ると、倒産件数が激増しています。
あの何でも高かったリクルートが数々の賞品を値引きし始めています。(これからは安くする事で勝負するそうです)
今まで本当の価値が無いのに、高い値付けが功を奏して利益を出していた商品やサービスなどが淘汰されていくのかも知れません。
お金は確かに余っていますが(世界中でお札を刷っているから)、少なくとも景気の踊り場に今我々はいます。
ps:明日は北海道の景気を見てきます。コートか?
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Posted by 金丸 : Comment(0) | 2007.10.23.