社長ブログ

2月3日日経新聞の記事です。

「2008年前半から悪化が続いたマンション市況にもそこが見え始めた」。大京の田代正明社長は二日、こんな感触を示した。昨年十月から顧客が戻り始め、今年一月までの四ヶ月間はモデルルームの来場者が平均で四割アップ。「お正月休みに初めて来た人が購入を即断した」ケースもあったという。顧客に動きが出始めた最大の原因は「発売価格の中心を四千万~五千万円に切り替えたこと」。六千万~七千万円は「やはり高すぎ」で「給与の範囲内で買える物件なら顧客は必ず買ってくれる」と確信している。ただ「09年一杯は底が続く」といい「コスト削減でなんとか切り抜ける」覚悟だ。 

 

08年に神奈川で中古物件の売買が前年度に比べて好調だったことが、これで裏づけられたようです。神奈川の場合は新築についてこれなくなったエンドユーザーが中古に目を向けたということでしたが、今回はそれよりももっと現実的な現象です。わざわざ中古でなくても買える物件なら新築でも買う。

 

結局高すぎる物件は実需では誰も買わない。買うのは転売を考える人だけ。(リートも証券化して転売するから同じ)不動産の実需はそうはなくならないということです。

 

皆さん景気の山は割りとわかるものですが、谷はなかなかわからないものです。まだまだ先のことだとは思いますが、いつ夜が明けるのかリサーチし続けましょうね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Facebookアカウントをお持ちの方は、こちらからコメントをどうぞ

Posted by 金丸 : Comment(0) | 2009.2.5.