終戦記念日
終戦記念日。
いつも亡き父を思い出します。生きていれば94歳です。晩年よく歩兵団として出征した支那事変のことを聞かされました。広島宇品港より一万屯の鹿島丸(客船)でフロレス島を目指していた途中、東シナ沿岸で敵の魚雷攻撃で船体の胴腹に5発命中。鹿島丸は沈没。父は一発目で海中に投げ出されたそうです。、軍服は着用のまま、ズボンは海中に投げ出されたときに海中でなくなって袴下だけの有様だったようです。もう帰る事不可能と覚悟して泳いでいるうちに三尺四寸角材を見つけて、その上に足を出して天命を待っていたようです。その時に軍人の棒給として積んであった(軍票)五銭・拾銭・一円・五円札・拾円札、約5億円の札束が海中に一面に散らばっていて手の届く処を拾ってみれば5銭の札束、十銭の札束で空腹でどうしようもなく投げ捨て、哀れな自分生きて再び内地の土地を踏むこと出来ぬと覚悟してどうにでもなれと思ったようです。遠くから鹿島丸が沈んでいく様子を呆然と眺めて死を覚悟していた時偶然にも船団を組んでいたキャッチャーボートの救助船になんとか救助されたとのこと。その時に骨折していて一人では起きれず船員にかかえられるように船上の人になった時はホンと忘れることはできないとよく聞かされました。
戦争、考えさせられます。
長くなりすみませんでしたm(__)m
すばらしいお話有難うございます。
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Posted by 金丸 : Comment(2) | 2009.8.16.
2 thoughts on “終戦記念日”