社長ブログ

今年最後の雑感

雑感あれこれ

前回ちょっと製造業の悲しい現実を書きましたが、そのまま年を終えるのはなんだかセンチメンタルすぎるので、最後にロマンチックな話で今年を締めようと思います。
日本の製造業がどんどん伸びる市場や途上国を意識し、国内は二の次になりかかっているのは事実です。そしてその業種が、今まで日本を支えていたといわれる自動車産業などであるのも事実です。しかし、目を伏せてばかりいる必要はないと考えるのは、過去の産業革命が起きたとき、最も時代の主役になった産業は「インフラ」だったからです。
実は産業革命が起きたとき、アメリカでは横断鉄道が作られました。シベリア鉄道もちょうど同じ時期です。パナマ運河も同じ時期です。
時代が大きく舵を切るということは、前提となっていたインフラが過去のものになり、新しい仕組みに置き換える必要があるということです。
東西冷戦の終結、アメリカ単独覇権時代の終焉、そしてインターネットの登場。これらが複雑に絡み合って、今本格的な構造変化が起き始め、そしてインフラが新しく整備される時代がやってきそうな予感がするんです。
小さなところでは、固定電話というインフラが完全に淘汰されましたし、駅で切符を買うこともなくなりました。銀行の窓口で振込みをすることもなくなり、今の若者はテレビを見ずにユーチューブを見るから、CMで稼げなくなったテレビ局は赤字になりました。新聞の折り込み広告もHPには情報量と敏速性で勝てないため、広告効果がなくなりました。
ただこれらのことは時代の本当の変化である「インフラの交代」の前触れと考えるべきです。
韓国では首都移転が始まりましたし、4大河川の整備という国家プロジェクトが動き出しました。アメリカでも高速鉄道(新幹線かも)の整備計画が本格稼動、ブラジルでも同様です。中国では既に時速350キロで営業運転する高速鉄道が(武漢から広州)開通寸前です。
原子力発電所は地球環境との絡みで、改めて大量に建設されるようですし、電線網は世界中で再構築されるようです。ここにはGoogleでさえ参入しています。(早稲田大学では来年原子力工学科が出来ます)
さてそんな時代の日本ですが、実は原子力発電を行うための「お釜」(制御棒があるところの外壁)は日本でしか出来ません。また、原子力発電所自体を作る総合メーカーは日本の東芝連合、日立連合、フランス連合が世界市場を握っています。
鉄道にしたってそうです。新幹線のレールには60キロレールというものと、80キロレールというものがあるのはご存知でしょうか。60キロレールは他の国でも作れるのですが、80キロレールはいまだ日本でしか出来ません。ちなみに東海道新幹線の場合、東京から岡山までが80キロレール、岡山から博多までが60キロレールです。だから岡山を過ぎると揺れがひどくなるのです。(かわいそうに、西京地所の平田専務)
ロケットや飛行機などの航空産業も同じです。日本は戦後政治的なこともあり、航空機産業はほとんど部品としてしか関わらず、宇宙航空についても遠慮がちに行っていました。
しかしこの分野は本当に日本が強い分野です。それは日本が世界を席巻している製品を見れば明らかです。
世界の工業製品の中で最も部品点数が多いのは1位ロケットです。2位航空機。そして3位自動車、4位複写機です。お分かりでしょうか。3位も4位も日本が世界市場を席巻しています。たまたま政治的に宇宙航空に手が出せなかったから、市場で勝てていないだけだったのです。本格的にやれば間違いなく日本はトップクラスになるはずです。それはメカが主流の商品を作るには、生産技術という技術が不可欠であるからです。生産技術とは、良い製品を早くたくさん作る技術のことです。この技術力が高いのは日本人の特性です。だからこそ、自動車でも複写機でも日本は世界を席巻したのです。
その証拠に完成品としては出ていませんが、既に日本の技術は航空機では大変な存在感を示しています。ボーイングの旅客機の主翼はその半分以上を三菱重工が作っているのをご存知でしょうか?
その三菱が新しい旅客機を作ろうとしているプロジェクトが始まっています。中距離の中型機ですが、とうとう本格的に市場に参入する気運が日本の産業界だけでなく、国民の意識として現れた結果でしょう。
こんな風にインフラが変わる時代に、日本の生産技術力は世界でその存在感を発揮するのです。まだしばらくは悶々とする年が続くかも知れませんが、こんな風に日本には技術があり、そのことがまた日本に復活をもたらすと思います。インフラが変わる時に勝つ企業は「技術革新」を具現化させることが出来る技術を持った企業です。
営業系の会社なら「営業革新」ということになります。不動産会社は新しいインフラを創り上げる営業革新を、製造業で言う技術革新と同じように目指してください。そこにはお金だけじゃなく、達成感も満足感もある新しい世界が待っているはずです。ではみなさん来年もよろしくお願いします!


7 thoughts on “今年最後の雑感

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  • かわいそうな平田です(@@;)
    それでこちらの新幹線は揺れるんですね。
    明日、土地ご契約予定のお客様が日立系のお仕事をされてる方で、
    先日商談の際に会社の技術力の話を聞かせていただき、
    日本もまだまだ捨てたもんじゃないなと思っていたところです。
    来年は当社は成約率アップを目標にもっと仕事を楽しみながら達成感と満足感を得たいと思っています。
    今年もお世話になりました。
    来年もよろしくお願いしますm(__)m

  • 金丸 より:

    さすがに早い。恐れ入りました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。平田専務には陰日なたでたくさんお世話になりました。日本中の不動産会社の「母」だと思います。

  • 実は当社の吉永が黄色いバックドロップを見てくださいと教えてくれました。
    「母」じゃなくてせめて従兄くらい(男)にしてください(>人<)

  • 金丸 より:

    やっぱり母です(笑)

  • 2009年最後の雑感/不動産業でもインフラが変わる時に勝つ企業は「技術革新」を具現化させること

    営業系の会社なら「営業革新」ということになります。不動産会社は新しいインフラを創り上げる営業革新を、製造業で言う技術革新と同じように目指してください。
    そこにはお金だけじゃなく、達成感も満足感もある新しい世界が待っているはずです。
    今年最後の雑感/By 金丸信一
    Created on Sat, 26 Dec 2009 8:41:25
    今年最後の雑感 via kwouthttps://blog.at-dream2000.jp/article/13601651.html
    09年年末雑感 via kwout
    『まちふど社長にささぐ/金丸信一の黄色いバックドロップ』から
    全国で導入1,800社を越すインターネット不動産営業支援システム
    @dreamの社長・金丸信一のブログ
    ■09年年末雑感/不動産業であれば地域の情報で、がむしゃらにデータベースを構築するべき!
    https://fudou3.jugem.cc/?eid=7414
    2009.12.23 Wednesday
    author : fudou3(浅見貞男/Homeseeker)
    JUGEMテーマ:ビジネス

  • じゃあ、父は社長ですね(^^;)
    これからも良き道に導いてくださいm(__)m

  • 金丸 より:

    はい。了解いたしました。

  • Facebookアカウントをお持ちの方は、こちらからコメントをどうぞ

    Posted by 金丸 : Comment(7) | 2009.12.25.