皆様ただいま。昨日日本に帰ってきました。
17日~21日まで一橋大学の中国における製造業の実態調査に参加してきました。(不動産業も見てきましたよ)昨年に続いて二度目ですが、またもや大変疲れるたびでした。ですが得るものもたくさんあったように思います。
今回は3つのグループが合同で中国華南地方の合同調査を行いました。大学生も多く参加し、いつものように観光は無し(笑)観光っぽいのは空港の免税店だけでした。(学生は自費で参加するものも多くいます。基本的に現地集合、現地解散の調査なので各自経費削減をしています。中には香港の空港に野宿して現地入りしたつわものもいました)
昨年は中国東北地方遼寧省大連だったのですが、大連という都市は旧満州国でもあり。日本の文化があちこちに残っていました。さらに対日感情の大変良いところで、中国の中でも治安がよく、ある意味リゾート的なところもあって、調査は大変でしたが居心地はとても良かったのを覚えています。
夜の街には浮浪者も確かにいましたが、街の中を一人で歩いても一応安全だったし、ほとんどのお店で日本語が通じ、日本円を使うことができました。
それに比べて今回の華南地方。もっと具体的に言えば広東省、広州、深センはなかなかえぐい地方です。
特に日本でも有名な経済特区「深セン」はお金を目当てにしている中国の犯罪者の巣窟(ちょっと言い過ぎかもしれませんが)とのうわさもあり、一緒に調査に入った中国生まれの方々が、「怖い」といっていたのが印象的です。
キヤノンを始めとした電機メーカーや、パソコンメーカーが大量に進出している地でもあるので、そんなに怖いところのはずはないと思っていたのですが、確かに怖い。
まず街を歩くと10mで獲物を狙うような目をした現地の人があっという間に寄ってきます。(真っ昼間)
「時計要らない?」あっという間に集まった四、五人に囲まれ、体を密着してきます。スリなのです。
それだけじゃなくピンクチラシをいきなりポケットに突っ込んでくる現地人もいます。
おかげでホテルからまったく出ず(笑)調査から帰ると、ずっとホテルにい続けました。だけどこのホテルがまたえぐい(4つ星なのに)
まず両替部門以外、誰も日本語が話せない・・・・・
部屋に時計がない。
お風呂の栓が閉まらない。
セーフティボックスがない。
エアコンが止まらない。
工事をしている(ずっとうるさい)
壁から音が筒抜け(ずっとうるさい)
テレビが壊れる
などなどです(笑)
特に建物に関しては見た目も立派、内装も立派なんですが、躯体が信じられないほどお粗末だと思います。
これは中国には地震がないので、日本のようにしっかりした建物を作る必要がないのが根本的原因だと思いますが、それにしてもです。
(続く)
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Posted by 金丸 : Comment(0) | 2006.11.22.