ここの所セブンイレブンのコンビニ弁当の「見切り」についていろいろ報道されています。 昔エンジニアリング的にですが、セブンの弁当作りに関わったこともあり、あまり他人事ではありません。
セブンイレブンは既に親会社である「イトーヨーカ堂」を、利益で追い抜いていますが、その収益の半分以上はお弁当なのです。事実上セブンイレブンはお弁当屋さんが、雑誌を売り、それ以外の商品もあるよという状況なのです。だから今回の件は皆さんの想像以上に重いことでもあります。
そもそも消費者としては、お弁当は食べる時に買う商品ですので、あと半日で正味期限が切れるといったって問題なく食べられます。もっと言えば別に賞味期限を半日超えたって、夏のクーラーの効いていない部屋にそのまま置いてあったわけじゃなし、気にもならない方がほとんどではないでしょうか?
となると、買いに行ったとき、安いお弁当があれば必ずそれを買います単純に考えると、安いお弁当がなくなるまで、普通のお弁当は売れなくなるということです。 この辺が、FCの加盟店にとっても悩ましいところなのですが(自分の首を絞めることになる)、業績が悪くなったり、近隣にライバルがいて負けている店などは、見切りを行うようになるでしょう。
さて、私は実はこの事件を見ていてつくづく、では出版業界はどうなるのだろう?ちょっと不公平じゃないか?と思うのです。 出版業界には「再販制度」というものがあり、新刊本や新聞などは安売りが禁止されています。 でもこの法律のせいで、売れ残った本は裁断される運命にあるのです。
最近週間新潮で、新聞販売店の押し紙問題が毎週記事になっていますね。
*押し紙:販売店は配達する家庭数より多くの新聞を新聞社から仕入、捨てている問題。この問題を突き詰めていくと、チラシ広告が配布部数に連動していることから、巨大な詐欺事件となる。
たとえば週刊誌の発売日の一日前になったら、半額で販売しても誰も困らないし、次の本の販売には影響しないし、環境にはいいしでとてもいいことだとおもうのです。
新聞だって一日遅れなら半値とか、三分の一だとかにすれば押し紙の問題も緩和されるは、環境には優しいは。 リアルタイムの情報はネットで獲得する世代にとって、新聞の記事は記者の意見としての記事や、調査した特集などしか興味がありませんので、悪いんですけどそれでもいいのです。(実は私自身がそうです)
この前ここにも書きましたが、私は新刊本はあまり読みません。でも本屋さんが新刊本を、取次ぎに返すのなら、どうせ裁断処理をするのなら、安売りしてもいいとおもうんです。だからって新刊本が売れなくなる訳じゃありませんよね。返すんだから。
そんな風に思う今日この頃です。
Posted by 金丸 : Comment(4) | 2009.7.1.
親父検定やってみました。
第一回見事10問中9問正解
第二回 10問中7問正解でこれも合格
でも大してうれしくありません。。。。。。。。。
Posted by 金丸 : Comment(5) | 2009.6.29.
私は小さい頃から大変本が好きでした。
小学校二年生の時に学校に図書館があることを知り、ベートーベンの伝記を読んでから「伝記コーナー」を全部読むと心に決め、5年生の時に全て制覇したのですが、最後に読んだのが「イエスキリスト」の本。夏休みに読んでいた私を見て母親が「あんた頭おかしいんじゃない」といったのを良く覚えています。(別に宗教的にいったわけではありません)
その時に「だって図書館の伝記コーナーを全部読むって決めたから仕方が無いんだよ」というと、「あなた伝記ばっかり読んでるの?」と聞くので、「そうだよ」
「だったら少しお金あげるから、本屋さんに行って好きな本を買ってらっしゃい」
これが母親の悲劇の始まりでした。自転車に乗って田無というところまで行き(当時、自分の住んでいる保谷というところにはあまり本屋さんがなかった)、丸岡書店という本屋さんを見つけました。今では本屋さんは総じて大型書店になりましたが、当時は小さな書店が多く、その中では丸岡書店は大きな方でした。初めて本屋さんに入った私は、いろんな種類の本があるのに感動してこう思ったのです。「この本屋さんの本を全部読んでやる」
そしてその日から丸岡書店通いが始まります。一日に一冊ずつ買って読むのです。母親にしたらたまったものでは有りません。毎日毎日お金が掛かるのですから。それでも教育上、本を読むなとは言いにくい母親はこんな攻撃をかけてきました。
「字の小さな本を買いなさい」
これが今でも文庫本しか読まない私の原点です。そして字の小さな本は一日では読めません。それでも子供ですから、野球の練習くらいしか用事はありませんし、一日で読むのが二日になったくらいです。まだまだ我慢できない母親は新たな攻撃をかけてきました。
「ゆっくりよみなさい。頭に入らないでしょ」
そんなわけで私は本好きでありながらあまり読むのが早くないのですが、これほど好きだった本が読めなくなったときが有ります。たぶん18歳くらいの時だと思うのですが、学習塾の先生の高校時代を描いた「高校放浪記」という本を読んだときです。今は横浜でセンチュリー21に勤める吉川君が紹介してくれた本です。
この本は上下二巻あるんですが、切なく、悲しく、胸が締め付けられるような思いに耐え切れなくなって、上巻を読み終えたときにもう読めなくなったのです。そしてそのあまりのショックのせいで、その後一年くらい本を読むのをやめました。
二十歳になり、また本が読めるようになったとき「村上春樹のノルウェイの森って胸が締め付けられるような本だよね」と友達の誰かに聞いたとき(またあんな思いをするのは嫌だ)と日本NO1の作家の本を読むまいと決心しました。
そしてノルウェイの森は400万部以上売れた、「世界の中心で愛を叫ぶ」に抜かれるまで、日本で一番売れた小説となりました。
今1Q84が大変な話題になり、再び村上春樹さんが脚光を浴びていますが、本屋さんでその本を見るたびに、私は自分で勝手に決めた禁断の書、ノルウェイの森が読みたくて仕方がなくなりました。そして先日勇気を出して買ったのです。
いやーすばらしい。毎回ノーベル文学賞をとるんじゃないかといわれるのが良くわかります。
そして自分が大人になった(歳をとった)のがわかります。ハゲでデブにもなりましたが、こういう本をやっとちゃんと読めるようになった自分が少しうれしいです。
Posted by 金丸 : Comment(6) | 2009.6.16.
仕事がひと段落したので、久しぶりに休日をとりました。
たまにはビデオでも見ようと借りたのが「おくりびと」だったのですが、この映画いいです。アカデミー賞はフロックじゃ有りませんね。
お勧めします。
Posted by 金丸 : Comment(0) | 2009.4.20.
しばらくご無沙汰している間に、ブログがのっとられそうな金丸です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
あと3週間くらいで通常業務に復帰できると思いますが、今ちょっと激烈な状況なので、更新頻度が落ちるのをご容赦ください。(元々だけど)
さて本日当社のITサポータの堀田さんから、小ネタを教えてもらいましたので、皆さんに紹介いたします。
「血液型ゲノム」
https://blood-genome.com/
これよく当たります。
ちなみに私は「真面目なA型」でした。
Posted by 金丸 : Comment(8) | 2009.3.23.