今@dream東京操作講習会に来ています。忙しくなったのと、当社のスタッフやユーザーの皆さんが一緒になって運営してくれるので、最後に参加したのはもう3年前になります。
外はとても寒く、「もう年末なんだよ」とささやくような雨が降っている中、50名近いユーザー様が参加されています。今年はこの講習会を全国各地で行うことを会社のテーマとしていましたが、何とか前年の2倍くらいの開催数となりそうです。年末にならないとはっきりしませんが、たぶん今年の参加者はのべ2500名くらいになるんじゃないでしょうか。
今回からは開発のメンバーが参加して、開発への要望を聞くという企画も始まりました。とってもいいことです。こうやって切磋琢磨されてこそ開発力が付いていくんです。
私は今晩都宅の江東支部で講演があるので、懇親会には参加できませんが、参加されている皆様が何かつかめることを心からお祈りしています。
Posted by 金丸 : Comment(0) | 2009.11.17.
先週福岡でタクシーに乗った時です。
私はタクシーに乗るとそのたびに運転手さんに話しかけます。「近頃景気はいかがですか?」
先週はこうでした。
「運転手さん近頃景気はどうですか?」「どうしようも有りません。お客さんはどこから来たのですか?」
「さっきまで水戸にいました。3時半に水戸を出てきて今福岡です(7時30分)日本も近くなりましたね。」
「水戸ですか。懐かしい。水戸にはいつも行っていたんですよ。」「えっタクシーでですか?」
「いや。タクシーの運転手なんて本当はやりたくなかったんでさ。前は運送屋をやっていたんです。」「そりゃ大変だったでしょう。」
「いや。大型だったし。お客さん大型のトラックって結構優雅なもんなんです。運転席の後ろにはベットもあるし。ところが景気が悪くなってから大手が参入してきてね。我々の零細運送会社の仕事を安値でとってちゃうんですよ。そのうち長距離がなくなって九州の仕事しかなくなって。これがまた急がしいんだ。その中でも最悪なのがこたつ」
「こたつ?」
「そうこたつ。こたつってのは重くて、意外にいろいろな種類があって、いちいち毛布で仕切らないときづが付いちゃうでしょう。そりゃもう大変で。」「なるほどね。じゃ何が一番いいの?」
「人形。人形ってしっかり梱包されている上、軽いんだよね。それに比べてこたつは。。。」
「こたつには相当うらみが有りますね(笑)ところでその後どうなったんですか?」
「こたつばかり運ぶようになったら、運送やは終わりです。そのうち会社が成り立たなくなって、結局廃業。私はタクシーの運転手ですよ。」「そうなんですか。そういえばタクシーも厳しいらいそうですよね。」
「そりゃ。こたつを運んでいたときと変わりませんよ。今や一日の売上が2万いけばいいほうですから」
「2万?昔は4、5万だったと聞いていますが?」「確かに昔はそんな時代も有りました。でも今じゃそんなのは夢物語ですよ。大型に乗っていたときに、大型ですから隣の車の中が見えるじゃないですか。タクシーなんかのメーターも見えるわけです。そうすると2万、3万なんて当たり前でしたよね、首都高では。」
「はー厳しいんですね。」「いや本当に厳しいのはこたつの配送です」その後10分ほどこたつの配達の厳しさを講義していただきました。大変なんです、仕事ってのは。
Posted by 金丸 : Comment(0) | 2009.11.15.
急に冷え込んでまいりました。朝、車に乗るとハンドルが冷たいです。朝日がまぶしいです。会社についてもしばらく手が固まり、キーボードを打つ手もぎこちない増上寺です。ご無沙汰しております。ハロウィンの飾りも消え、気が早いところではクリスマスの準備も始まってくるのでしょう。
クリスマスの準備といえば、そうです。「@dream オブ・ザ・イヤー」の季節です。
エントリーユーザー様も論文を提出、いよいよ選考が始まります。今年も力作ぞろい!熱い熱気が論文からも感じられます。
ノミネートが決定したら@dream オブ・ザ・イヤー。論文からも伝わる熱気、そんな熱気に溢れる事例発表会の一般観覧受付を開始いたしました。
※詳細なスケジュールとお申し込み
■ @dream オブ・ザ・イヤー とは?
“@dream オブ・ザ・イヤー”とは、WEB化社会に「ユーザ様の立場で考えたこまめな情報配信」を行うことを実践する@dreamシステム導入の全国1,800社あまりのインターネット不動産各社様の中から特に優秀な業者様を 独自の観点から審査し各項目でBESTの業者様を表彰します。
■ @dream大賞とは
インターネット不動産 最高の栄誉 “@dream大賞”
“@dream オブ・ザ・イヤー”は、独自の観点から審査し各項目でBESTの業者様を表彰しますが、その中で本年度最高の業者様を “@dream大賞” として選出します。 ですから、“@dream大賞”は “@dream オブ・ザ・イヤー”の中のベスト。言い換えれば、インターネット不動産の最高峰、ベスト・オブ・ベストです。WEB化社会でのインターネット不動産成功の第一人者と言っても過言ではありません。
■ @dream オブ・ザ・イヤー 本年度のテーマ
「次世代型不動産経営とは? ネット不動産進化論!!」
本年度の “@dream オブ・ザ・イヤー”は「次世代型不動産経営とは? ネット不動産進化論!!」をテーマに、エントリー部門を6部門にわけ、事前審査にて各部門の授賞業者を選定します。最終選考会では、各部門賞授賞業者の中から、本年度の@dream大賞を決定致します。
@dreamDAY!当日には、各部門賞受賞不動産業者様に事例発表を行っていただきます。
- Best 物件情報賞
- Best ホームページ賞
- Best メール活用賞
- Best プレーヤー賞
- Best ルーキー賞
- Best エピソード賞
※各部門賞受賞不動産業者様の発表は、11月中旬を予定しております。
日時 2009年12月15日(火)
第1部:Part1 10:00~12:00
□協賛企業様展示ご案内
第1部:Part2 12:00~16:00 @dream オブ・ザ・イヤー
第2部: 17:00~19:00 謝恩パーティー
参加費
第1部:無料
第2部:4,000円/一名様
よみうりホール【第1部】
〒100-0006
東京都千代田区有楽町1丁目11-1読売会館 会場アクセス
■JR 山手線/京浜東北線・有楽町駅 国際フォーラム口よりすぐ
■地下鉄 東京メトロ 有楽町線・有楽町駅 D4/D6出口
日比谷線・日比谷駅 A2出口より徒歩3分
千代田線・日比谷駅 〃
丸の内線・銀座駅 C9出口より徒歩5分
銀座線・銀座駅 〃
■都営地下鉄 三田線・日比谷駅 D4/D6出口
銀座クルーズクルーズ【第2部】
東京都中央区銀座5-2-1 銀座東芝ビル8F 会場アクセス
※詳細なスケジュールとお申し込み
Posted by 増上寺 : Comment(0) | 2009.11.4.
週刊住宅にて「広告禁止! ネット不動産進化論」のインタビュー記事が掲載されました。
新規顧客頼みの反響営業を一喝。
ホームページを持つ不動産会社なら、メールの大切さは理解していると思う。しかし、その多くは電話や面談による営業の代わりにメールを使うといった程度のものではないか…….
Posted by 増上寺 : Comment(0) | 2009.10.9.
拙著「広告禁止!ネット不動産進化論」がアマゾンで在庫切れのため購入できない状態が続いていましたが、本日やっとその状況が解消されたようでほっとしています。ご迷惑をおかけした皆様。大変申し訳有りませんでした。
この本ではインターネット黎明期を乗り越え、ネットがそもそも当たり前の時代に向けて、不動産会社がいかに対応するべきかを書いたつもりです。
私がネットに本格的に触れたのは1996年。リクルートのリクナビに社員募集広告を出すためでした。(所沢で一番最初でした)当時3ヶ月で120万円かかったネット広告は、2名の問い合わせしかなく、またもやお金をどぶに捨てることになり悔しかったのを良く覚えています。
そのリクナビが、その後のリクルートのビジネスユニットの中でど真ん中の事業となり、しばらくその時代が続いていきました。そんな中リクルートの創業以来のドル箱であった住宅情報が衰退し、フォレントに代表されるネット広告事業が伸張。さらに全ての雑誌を無料化していく方針の中で、R25などの先進的な雑誌が創刊されました。この雑誌は他の雑誌を作っている出版社にとってはまさに「反則」。しかしリクルートは手を休めません。今度は折込チラシ業界に殴りこみをかけてポスティング事業も無料で行うべく、実験を始めています。そしてそして、そんな争いを横目で見ながら今やリクルートエージェント(人材紹介事業)が最も収益を上げている事業だというのが、今のリクルート社です。
これは単純に紙がネットになり、そしてまたリアルなものが価値を取り戻すという流れだと考える人多いと思いますが、ことはそう簡単なことではないように思います。
やはり全て根底にはネットがあると思うのです。一番最初のリクナビの発展やフォレントへの移行は、確かにインターネットの普及に合わせて、新しい広告媒体として登場してきたのだと思いますが、その後のR25やポスティング事業やエージェントの発展は、ネットに触れた消費者の「価値観の変化」に対応して登場したサービスだと私は考えています。
ネットで情報をただで獲得できるようになった消費者は、情報に対して、お金を出すだけの価値があるかどうかを選別するようになりました。それが週刊誌や月刊誌、はては新聞などの停滞を起こします。これだけネットが進むと情報にお金を払う消費者はとても少なくなってしまったのです。
新聞などの停滞がために起きた無読層(新聞を取らない世代)が増えた隙間を狙って発展してきたポスティング事業ですが、それさえ例外では有りません。これだけHPが増えてくると、近所の出前だってネットで探したほうが情報が多いのです。一般のポスティングチラシや地域情報誌は個別の記事は大したことはありませんし、情報慣れした消費者にとってはごみみたいな記事なのです。
ここにリクルートは目をつけたのだと思います。リクルートって営業力でここまで発展した会社だと思っている人が多いのですが、実はその強さの源泉は「編集力」にあるのです。
大した編集力もないポスティング事業者が選別されていくのは、ネットに情報を求める消費者の嗜好のせいではあるが、冊子としての編集力があれば、HPと対抗できると踏んで進出したんだと私は考えます。たぶんリクルートの編集力をもってすれば、市場を席巻してしまうのではないのでしょうか?
そしてリクルートエージェントの隆盛。
実はネットの発展によって、中途採用をしようとすると昔に比べてそれはもうたくさんの人達にアプローチできる世の中になっています。昔みたいにいかに求職者に見つけてもらえるか(つまり募集広告を出した時、問い合わせの数をいかに確保するか)が一番重要だった時代は終わったのです。そんな時代に最も重要視されるのが「面接」です。
エージェントはここに目をつけ、徹底的に事前面接をすることによって顧客企業の支持を受けています。
こんな風にリクルート社のビジネスモデルの変遷においても、全てのネットの影響を感じて構築されているように思いますし、それは「消費者の価値観」の変化の時代に突入していると言うことを証明していると思うのです。
となると不動産業界でも、HPを作ればいい時代は終わり、SEOをかけて見つけてもらう時代も終わり、現況優先の商品特性がために、単純に写真や間取りの掲載に頼る時代も終焉を向かえ、消費者の新しい価値観にまっすぐ向かっていく必要があると思うのです。
その価値観の変化とは「本当のことを言ってくれる」不動産会社だと思いますし、それだけの知識を持った不動産営業社員たちだと考えるのです。
拙著では10のステップを公開して、いかに業務を行うかを提示させていただいていますが、この本の通りの業務を行うことによって、優秀な営業社員が育ち、本当のことをきちんと伝える不動産会社が増えることを本来の目的としています。
えらそうなことばかり書いて申し訳ありませんが、そんなことを少し頭の隅に入れながらよんでもらえるとうれしいです。
Posted by 金丸 : Comment(7) | 2009.9.26.