社長ブログ

民主党が政権をとり、いくつかの政策が発表されてきましたが、その中には民間では当たり前のことでありながら、新鮮に感じることがいくつかあり、それが高い支持率につながっているように見えます。
たとえば単年度予算を3年程度の中期的予算の中で考えるなどは、民間ではごく当たり前のことですが、憲法で単年度予算を基本とするとされていることもあって、今までは検討もされていなかったことのようです。
単年度は予算全体の管理には適していますが、よく言われる「使い切らないと評価されない」などの弊害を生み出す元凶だとずいぶん前から言われていたのですが、まったく手付かずに行われていた慣習です。
やっぱり政権交代は必要なんだな。と思います。
もちろん民主党の政策にはやばそうなものがいくつもあり(両手禁止など)、亀井金融相などは何をするのかわからない期待(笑)を抱かせますが、それでも10%を超える高度成長時代、自民党が単独過半数を維持し、5%程度の成長率になってからは社会党の自滅によって何とか維持した政権が、1%程度の低成長時代には連立しなければ政権維持さえ難しくなっていたことが、改めて今回の政権交代を時代の要望だと感じるのです。
自民党には是非頑張ってもらって、戦後の復興時代の役割から保守党として再出発をお願いしたいものです。共和党と名前を変えることも合わせて提案したいです。
それにしても亀井さんの発言を見ていると、しばらく好き勝手にやらせておいて、参院選前に罷免。やっぱり民主党はやるなと思わせて勝つという小澤戦略が見えてしまうのは、私だけでしょうか?


Posted by 金丸 : Comment(0) | 2009.9.22.

「金丸さんの新しい本って9月に出るんですよね?」

えーと、9月ですか・・・た、たぶん。

 

そんなスタッフの不安をよそに、金丸信一の新著がいよいよ販売開始!

広告禁止! ネット不動産進化論

shinkaron.gif
「インターネットは今、不動産会社から何を奪い
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成功の階段は今からでも上れる!
街の不動産屋さんがネットで成功するための10のステップ

 

 written by 増上寺


Posted by 増上寺 : Comment(10) | 2009.9.4.

 

仕事も煮詰まってきたし、子供達とどこかに行こうかと話していたら「靖国神社」が頭に浮かんできたので行って来ました。

 

靖国神社には毎年一回は行くのですが(東京では毎年花見で必ず一回行く人がたくさんいる)、今年は終戦記念日の前日ということもあり、たくさんの参拝者がいました。

 

靖国神社は江戸時代から明治にかけて、現在の日本を作るために殉職した軍人を奉るために作られた神社です。その後も国のためになくなった軍人を奉っているので、自ずと太平洋戦争で亡くなった軍人の方々が多く奉られています。

 

 

私は小さい頃父によく言われました。「本当の江戸っ子ってのは、3代続けて東京生まれじゃないと言っちゃいけないんだよ」

 

 

祖父は深川でミシンを使った縫製業を営んでいたが、関東大震災で工場が全部焼けてしまったこと。その後苦労して再建したところで太平洋戦争が始まったこと。東京大空襲の時、7歳だった父は、焼夷弾で真っ赤に燃えた町を祖母に手を引かれながら逃げ回ったこと。

 

 

「あの時、おばあちゃんは生まれ故郷の山梨まで歩いて逃げようとしていたんだ。焼夷弾で真っ赤に染まった町はそれこそ熱くて熱くて、誰もが隅田川を目指して逃げたんだけど、おばあちゃんは山梨に逃げようとしていたから、隅田川とは反対側に逃げた。つまり燃えてる方に逃げたんだが、それが良かった。隅田川に逃げた人はみんな死んじゃったんだよ。あの時の焼夷弾の熱はそれはすごいもので、みんなが飛び込んだ隅田川は焼夷弾の熱で沸騰したらしい」

 

 

「それから山梨で終戦を迎えて学校にも行ったんだけど、山梨にいるままじゃ子供が本当の江戸っ子にならないから、また東京に出てきたんだよ」

 

書いてて泣けてきました。。。

 

 

靖国神社には遊就館という展示館があります。

https://www.yasukuni.jp/~yusyukan/

 

ここに明治維新や戊辰戦争以来、日本の国作りのために亡くなった方々の遺影や手紙、遺書などがたくさん紹介されています。

 

私は右でも左でもありませんが、いろんなマスコミや、無責任な評論家を通して日本の歴史を考えるより、おじいちゃん、おばあちゃん。そしてたくさんの先輩たちが、何を考え、何のために死んでいったか。せめて一度は自分の目で確かめ、感じるべきではないでしょうか?

 

 


Posted by 金丸 : Comment(2) | 2009.8.16.

ちょっと間が空きましたが、Dr.アルフレッドの最終講義です。
謎のDr.アルフレッドによる代打日記 第一弾 第二弾


では、今週の講義を始めます。増上寺くん。
前回話した内容
「村長五段活用の効用と聞く側の納得度の関係」の前半3段階覚えているかい。

“フォーマル効果”
“アテンション効果”
“コンセンサス効果”

だったね。
今日は後半の話しをしよう。
4段目は
“断言力”だね。
これはとっても重要なことなんだよ。

聞く側が一番納得する話し方は、ずばり、「自信を持って言い切ること」なんだよ。
そうだろ。新興宗教の教祖が、
「皆様、信じれば天国にいける・・・かも?知れませんよ!」
とか、

お年寄りに羽根布団を売る業者が
「これで、安心して熟睡できて、老後が生き生きくらせる・・・かも?しれませんよ!」
とか言ってたら、ものすごっく怪しいでしょ。

たとえが悪すぎかい。

では、違う例で言い換えると
WBCで優勝した原監督が
「今年の巨人は絶対優勝する・・・とは思いますが、難しいかもしれない。でもいけるとは思ってはいるのですが・・・」
ってコメントしたら、なんとなく優勝できないんじゃないかと思うでしょ。

レスリングのアニマル浜口が
「京子は、次回のロンドンで金メダルとれる・・・かもしれない。わはっは、わはっは、わはっは!」
って笑ってたら、大丈夫って思わないでしょ。
ただ、これには大事なことが隠されていて、
「裏打ちのない言葉は誰も信用しない」ってことだ。

その点、村長はいろんなことをしっかり調べた上で話しているから、信憑性も高いわけだ。

 
そして最後に大事なことは
“親近性”だね。

どんなに信頼性の高い話しでも、自分ことと思って聞けないと、人は理解できないんだよ。
だから、相手に話しが届いているかを質問することで確認するわけだよ。
「・・・たぶん??」って最後に言ってるときは、実は相手がどのように思っているかを確認している訳だよね。

 

“フォーマル効果”
“アテンション効果”
“コンセンサス効果”
“断言力”
“親近性”
そう、この5段活用が
「村長五段活用」
といわれるものだよ。

解ったかい、増上寺君!

 

 
そして、「聞く側の納得度」は
“尊敬”が生まれてくることによって増してくるわけだよ。
話す人に敬意を感じていないと聞く気にならないでしょ。

つまりだね、たとえば「そろそろ禁煙しなきゃなぁ」思っていたとき、
大好きなアーティストがトーク番組で
「自分も禁煙しました」
なんて話していたら、
「よし、わたしも!」
と思うかもしれないけど、

会社にいるいつも目がうるうるして、小動物のようにおどおどしている某君が
「自分も禁煙しましたぁ~」

って言ってもあんまり禁煙する気にならないでしょ!!!

 
内容よく理解してくれたかい??
増上寺くん。

 
私の授業はこれまでだ。増上寺くん、これからも頑張ってくれたまえ。
以上!

by Dr.アルフレッド


「村長五段活用」 大変タメになりました。機会があれば、また登場していただきたいですが、本音を言うと代打日記が活躍しない程度に村長には頑張っていただきたいところです。

(by 増上寺)

 


Posted by 増上寺 : Comment(0) | 2009.7.23.

ここの所セブンイレブンのコンビニ弁当の「見切り」についていろいろ報道されています。 昔エンジニアリング的にですが、セブンの弁当作りに関わったこともあり、あまり他人事ではありません。

 

 

 セブンイレブンは既に親会社である「イトーヨーカ堂」を、利益で追い抜いていますが、その収益の半分以上はお弁当なのです。事実上セブンイレブンはお弁当屋さんが、雑誌を売り、それ以外の商品もあるよという状況なのです。だから今回の件は皆さんの想像以上に重いことでもあります。

 

 

そもそも消費者としては、お弁当は食べる時に買う商品ですので、あと半日で正味期限が切れるといったって問題なく食べられます。もっと言えば別に賞味期限を半日超えたって、夏のクーラーの効いていない部屋にそのまま置いてあったわけじゃなし、気にもならない方がほとんどではないでしょうか?

 

 

 となると、買いに行ったとき、安いお弁当があれば必ずそれを買います単純に考えると、安いお弁当がなくなるまで、普通のお弁当は売れなくなるということです。 この辺が、FCの加盟店にとっても悩ましいところなのですが(自分の首を絞めることになる)、業績が悪くなったり、近隣にライバルがいて負けている店などは、見切りを行うようになるでしょう。

 

 

さて、私は実はこの事件を見ていてつくづく、では出版業界はどうなるのだろう?ちょっと不公平じゃないか?と思うのです。 出版業界には「再販制度」というものがあり、新刊本や新聞などは安売りが禁止されています。 でもこの法律のせいで、売れ残った本は裁断される運命にあるのです。

 

 

最近週間新潮で、新聞販売店の押し紙問題が毎週記事になっていますね。

 

*押し紙:販売店は配達する家庭数より多くの新聞を新聞社から仕入、捨てている問題。この問題を突き詰めていくと、チラシ広告が配布部数に連動していることから、巨大な詐欺事件となる。

 

 

たとえば週刊誌の発売日の一日前になったら、半額で販売しても誰も困らないし、次の本の販売には影響しないし、環境にはいいしでとてもいいことだとおもうのです。

 

 

新聞だって一日遅れなら半値とか、三分の一だとかにすれば押し紙の問題も緩和されるは、環境には優しいは。 リアルタイムの情報はネットで獲得する世代にとって、新聞の記事は記者の意見としての記事や、調査した特集などしか興味がありませんので、悪いんですけどそれでもいいのです。(実は私自身がそうです)

 

 

この前ここにも書きましたが、私は新刊本はあまり読みません。でも本屋さんが新刊本を、取次ぎに返すのなら、どうせ裁断処理をするのなら、安売りしてもいいとおもうんです。だからって新刊本が売れなくなる訳じゃありませんよね。返すんだから。

 

 

そんな風に思う今日この頃です。


Posted by 金丸 : Comment(4) | 2009.7.1.