社長ブログ

 順調に更新を続けていたバックドロップ、社長多忙につき、やや停滞しておりますのでまたも増上寺です。社長弄りもネタが尽きました。

 

 そこで、「バックドロップ代打日記募集!」とスタッフに呼びかけてみました。ちょっとくすっと笑ってしまう、ちょっとジーンとなってしまう、そんな社長の小ネタ大募集!スタッフが語る金丸信一!いいですねぇ。

 実は、この「スタッフによる代打日記募集」は以前にも行ったことがあります。あまりにも更新率が悪いので、代打の増上寺の記事ばかりになり、このままでは「増上寺の紅いシャイニングウィザード」とでも名前を変えて乗っ取ってしまいそうだったので。

 当時の応募は0。うっそぉーん。

 仕方なく、以前社長の小ネタを聞いたことのある(私よりも社長との付き合いも長い)Sさんに個別に話を持ちかけたところ

「ブログで公開できないような話しかない」

 と、一言で終わってしまいました。どんな話ならあるんでしょ。聞きたい気もしますが聞きたくない気もします。

 

 でも、今回は以前に比べスタッフの数も増え、きっと「ちょっとくすっと笑ってしまう」「ちょっとジーンとなってしまう」そんな小ネタもたくさんあるはず!

 …今回も応募0ですか。何故みんな協力してくれない。やっぱり個別攻撃です。Iさんに話を持ちかけてみました。部下思いの優しいIさんならきっと書いてくれるはず!

「ブログで公開できないような話しかないよ」

 

 …やっぱりね。そうだと思った。


Posted by 増上寺 : Comment(0) | 2009.3.3.

2月3日日経新聞の記事です。

「2008年前半から悪化が続いたマンション市況にもそこが見え始めた」。大京の田代正明社長は二日、こんな感触を示した。昨年十月から顧客が戻り始め、今年一月までの四ヶ月間はモデルルームの来場者が平均で四割アップ。「お正月休みに初めて来た人が購入を即断した」ケースもあったという。顧客に動きが出始めた最大の原因は「発売価格の中心を四千万~五千万円に切り替えたこと」。六千万~七千万円は「やはり高すぎ」で「給与の範囲内で買える物件なら顧客は必ず買ってくれる」と確信している。ただ「09年一杯は底が続く」といい「コスト削減でなんとか切り抜ける」覚悟だ。 

 

08年に神奈川で中古物件の売買が前年度に比べて好調だったことが、これで裏づけられたようです。神奈川の場合は新築についてこれなくなったエンドユーザーが中古に目を向けたということでしたが、今回はそれよりももっと現実的な現象です。わざわざ中古でなくても買える物件なら新築でも買う。

 

結局高すぎる物件は実需では誰も買わない。買うのは転売を考える人だけ。(リートも証券化して転売するから同じ)不動産の実需はそうはなくならないということです。

 

皆さん景気の山は割りとわかるものですが、谷はなかなかわからないものです。まだまだ先のことだとは思いますが、いつ夜が明けるのかリサーチし続けましょうね。


Posted by 金丸 : Comment(0) | 2009.2.5.

 あれは、入社して初めての年明けのこと。

 「増上寺さん? ○○不動産です。明けましておめでとうございます。
 今年も宜しくお願いします」
 「明けましておめでとうございます…」

 何をどう慌てたのか、「こちらこそ、今年も宜しくお願い致します」とご挨拶するつもりが「今年こそ宜しくお願い致します」と言ってしまったことのある増上寺です。
皆様、明けましておめでとうございます。今年こそ宜しくお願いします。

 

 社長のいる社屋と私の所属している事業部は別棟になっております。社長が事業部に用があると時折目が合い、何故か「すいません…」と申し訳なさそうにされます。何でしょう。事業部一優しいおねぇさんを自称する私が、毎度毎度「ブログ更新してください!」と催促するとでも思ってらっしゃるのでしょうか。するけど催促。鬼のように。

 事業部に足を運んだ時の社長は、そのまま休憩時間に事業部側の喫煙場所で煙草を吸っていらっしゃることもあります。時には、新しいWebページや何やらの原稿などをチェックしていることもあります。そんな場合、必ずと言って良いほど、腑に落ちない表情をされています。原稿に不備でもあるのでしょうか。

 

 「なんか違う。どうもおかしい」

 不備とかですか?

 「おかしいんだなぁ。ほら、これ、この写真」

 大概の場合、社長がチェックしているのは社長の記事、そこには社長の写真も掲載されていることがほとんどです。

 「ほら、なんかね、おかしいんだよ。違う気がするんだよ」

 Webで公開したり新聞に載ったりする記事です。さすがいい感じの写真です。どこら辺が違うのでしょうか。

 「なんかね、毛が少ない気がするんだよね」

 

 毎回そんなことをおっしゃる。ちょっと切ない。

 

 また、とある日の喫煙所では。

 「俺ってさ、実は会社の携帯電話しか持ってなくて。
 プライベートの携帯電話持ってないんだよね」

 マジですか。

 「うん。それでね、証券会社の人に『公私混同は駄目です』って怒られてさ」

 あー、そりゃそうかもしれませんね。ッていうか、そうでしょ。
 これだけの従業員のいる会社の社長ですから。

 「それでさ、会社の携帯でいったいどれくらいプライベートに使ってるか、
 履歴調べてみたのよ」

 ほうほう。

 「そしたらさ。0件だった。俺って、プレイベートの携帯電話、不要な人間だった」

 

 

 年明け早々から、なんとなく切ないお話二つでした。今年こそ宜しく。


Posted by 増上寺 : Comment(0) | 2009.1.14.

明けましておめでとうございます。金丸です。

 

昨年は未曾有の不況に突入した年でしたが、今年はいよいよそれが社会に浸透する大変厳しい一年になりそうです。既に昨年末より、不況型の事件や犯罪がたくさん報道されていますし、明日5日にはたくさんの中小企業が倒産すると思われます。

 

 パレスチナのガザにはイスラエル軍が地上軍を進行させる寸前です。ここから中東大戦争に発展すれば、せっかく下がった石油の値段が再び高騰し、不況下のインフレが再燃するかもしれません。そうなればかねてからいわれていたドルの大暴落(円の大暴騰)も現実を帯びてきます。

 

 不況、事件、戦争、ドル暴落。。。。。

 

 実は今まで世界を引っ張っていた中国もぎりぎりのところにいます。上海株は60%以上も下がり、アメリカへの輸出激減で各地で倒産が相次ぎ、社会主義国で有りながら、暴動が頻発しています。 中国ではその経済成長率が8%を切ると、社会不安が増大して国家の存亡の危機といわれています。8%成長が社会に出てくる若者を失業させずに仕事を与えられるボーダーラインだからです。

 

 日本では既に数年前から、アメリカを抜いて中国が最も大きな貿易相手国となっています。中国の変節はアメリカ以上に我が国に影響を与える状況なのです。 そんな2009年なのです。

 

経営者同士会うたび、不況の話しをします。大変だと。不安だと。

 

 社員も友達に会うたび話しをします。うちの会社はどうなるんだろう。他の会社がよく見えて不安だからです。しかし友達の会社も悪いという話を聞き安心します。

 

私が社会に出たのは第二次石油ショックの直後でした、当時父親に連れられてよく職人さんがたむろする焼き鳥屋に行きました。 「まったくやってられねぇ。こう不景気じゃ戦争でもおっぱじまらなきゃどうにもなんねぇ」とにかく壊さなければ作る仕事なんて生まれないという理論?です。

 

 

 今だから言います。(もう時効でしょうから初めて言います)

 

 

 そんな話しを聞きながら私はこう思っていました。(よしよしそうやって世の中のせいにしていろ。そうして油断していろ)社会経験も無く、学歴も捨ててしまった私が回りの人に勝つには、周りの人が油断してくれなければならなかったからです。

 

 愚痴をこぼす経営者に会うと、「そうなんですか。」と相槌をうちながら(よしその調子)と心が躍りました。まるで箱根駅伝で一人抜いたような気分です。

 

 取引先の会社の社員が自分の会社の悪口を言っているのを聞くと(この会社には隙がある。儲かるネタがあるかもしれない。)と思いました。まるで箱根駅伝で前の走者がふらふらしだしたようです。

 

 電車に乗っていて漫画を読んでいる人を見ると(よしもっと漫画読んでろ。油断して生きていけ)と思っていました。

 

そうこうしているうちに不景気が明けます。すると彼らも何とか生き抜きまた少し潤います。しかしいずれまた不況は来るのです。ただ文句を言っていただけで、努力をしなかった会社は(ああよかった)と思うだけで、仕事の内容に差はありません。それを何べんも繰り返していたところに来た大津波がバブル崩壊でした。東京の工場は86年に比べ2000年には半分になってしまいました。何とかなるさと何も努力しなかった会社が淘汰されたのです。

 

残った会社はどんな会社だったのでしょうか?

 

 不景気は必ず来ると考えていた会社です。市場の勉強をしてすべての会社が業績が悪くなっていないことを知っていたからです。だから自社の業績が悪くなるのは、世の中のせいではないと考えられたのです。

 

社員のせいではない俺の問題だと考えた社長です。

 

仲間の会社にやり方やノウハウを聞いたら、絶対に実行した会社です。そうでなければせっかく教えてくれた会社に失礼だからです。

 

 つまり世の中や他人のせいにせず、社員や仲間に誠実にあたった会社や社長が生き延び、相対的に業績は向上したのです。

 

不動産業にとって09年の不況はチャンスかも知れないと思いませんか?ちゃんとやっている会社や社長はそう思うはずです。

 

今年は高く飛ぶためにしゃがむ会社と、呆然と縮小していく会社に分かれるはずです。みなさんがんばりましょう。


Posted by 金丸 : Comment(2) | 2009.1.4.