社長ブログ

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今回最初に訪問させていただいたのは、広州にある花都区というところでした。
この花都区には日産が進出していて大変大きな工場と、R&Dセンターを持っています。企業のR&Dセンターの存在価値はとても大きいものです。何しろそこで開発するってことは、試作を作るってことでもあり、量産の形(調達を含めて)がある程度決まってしまうからです。
ちなみに日産のR&Dセンターは、日本、北米、欧州に続いて4つ目だそうで、現地の方たちも大変よろこんでいました。
ところでこの日産をいかに誘致したのかですが、土地を上げちゃったんだそうです。東京ドーム何個分も・・・・
(ええー)と思いましたが。中国で外資を誘致する場合はごく普通のことだそうです。
日本でも自治体が工場団地を造成して、低利融資をつけて割りと格安で販売するなんてことがありますが、さすがにスケールが大きい。
また、日産の横にはルノーを誘致しようと、広大な土地がすでに造成されて確保されていました。(信じられないことに誘致は決定していません。まず、全部作ってから話を持っていくのも普通だそうです)
そんなこんなの話を中国のえらいお役人さんに聞いていると、思うことがあり聞いてみました。
* カッコで囲ったところはあまりに刺激的なので、心の中で思ったけど言わなかったことです。
やっぱり中国は社会主義の国だし、(独裁国家だから)土地は政府のものだと考えて思ったとおり運用できるんですね。民主主義の国や、(言論の自由がある国では)こんなに思い切ったことはなかなかできませんね。
「にーはおしぇいしぇ」
通訳:何を言っているんですか?
「えっだから、日本では土地は国民のもので、国有地でもなけりゃこんな施策は取れないんじゃないかなって思ったんです」
「にーはおしぇいしぇい。ぺきんだっく。ようすこう、こうが」
通訳:それはおかしいです。確かに日本は話合いをしながらだんだんと決めていく国だからスピードは遅いかも知れませんが、そのほかは我々の国と実はまったく変わりませんよ。
「そんなことはないんじゃないですか。土地はほぼ国民のものだし。」
「にーはおしぇいしぇい。きょうげき。テレサテン」
通訳:中国の税金は日本よりずっと低い。日本人は自分の土地だと思っているけど、どうして自分の土地なのに、あんなに高い固定資産税や相続税を取れれるんですか?我々からすれば国民全部が賃貸しているように見えます。
ううーーーーぐうの音も出ない。よく考えてみるとおっしゃる通りです。教えてくれてしぇいしぇい。
華南地方の工場で働く従業員さんたち
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Posted by 金丸 : Comment(0) | 2006.11.25.

皆様ただいま。昨日日本に帰ってきました。
17日~21日まで一橋大学の中国における製造業の実態調査に参加してきました。(不動産業も見てきましたよ)昨年に続いて二度目ですが、またもや大変疲れるたびでした。ですが得るものもたくさんあったように思います。
今回は3つのグループが合同で中国華南地方の合同調査を行いました。大学生も多く参加し、いつものように観光は無し(笑)観光っぽいのは空港の免税店だけでした。(学生は自費で参加するものも多くいます。基本的に現地集合、現地解散の調査なので各自経費削減をしています。中には香港の空港に野宿して現地入りしたつわものもいました)
昨年は中国東北地方遼寧省大連だったのですが、大連という都市は旧満州国でもあり。日本の文化があちこちに残っていました。さらに対日感情の大変良いところで、中国の中でも治安がよく、ある意味リゾート的なところもあって、調査は大変でしたが居心地はとても良かったのを覚えています。
夜の街には浮浪者も確かにいましたが、街の中を一人で歩いても一応安全だったし、ほとんどのお店で日本語が通じ、日本円を使うことができました。
それに比べて今回の華南地方。もっと具体的に言えば広東省、広州、深センはなかなかえぐい地方です。
特に日本でも有名な経済特区「深セン」はお金を目当てにしている中国の犯罪者の巣窟(ちょっと言い過ぎかもしれませんが)とのうわさもあり、一緒に調査に入った中国生まれの方々が、「怖い」といっていたのが印象的です。
キヤノンを始めとした電機メーカーや、パソコンメーカーが大量に進出している地でもあるので、そんなに怖いところのはずはないと思っていたのですが、確かに怖い。
まず街を歩くと10mで獲物を狙うような目をした現地の人があっという間に寄ってきます。(真っ昼間)
「時計要らない?」あっという間に集まった四、五人に囲まれ、体を密着してきます。スリなのです。
それだけじゃなくピンクチラシをいきなりポケットに突っ込んでくる現地人もいます。
おかげでホテルからまったく出ず(笑)調査から帰ると、ずっとホテルにい続けました。だけどこのホテルがまたえぐい(4つ星なのに)
まず両替部門以外、誰も日本語が話せない・・・・・
部屋に時計がない。
お風呂の栓が閉まらない。
セーフティボックスがない。
エアコンが止まらない。
工事をしている(ずっとうるさい)
壁から音が筒抜け(ずっとうるさい)
テレビが壊れる
などなどです(笑)
特に建物に関しては見た目も立派、内装も立派なんですが、躯体が信じられないほどお粗末だと思います。
これは中国には地震がないので、日本のようにしっかりした建物を作る必要がないのが根本的原因だと思いますが、それにしてもです。
(続く)


Posted by 金丸 : Comment(0) | 2006.11.22.

奈良にいます。
昨日は岡山で痛飲。またもや二日酔いです。今日の夜には奈良を立ち、明日は成田から中国(チャイナ)に入ります。もし回線がつながったら広州からのレポートを流しますが、たぶんだめでしょう(^^)
さて自分は一年に一回くらいですが、山田雅人さんとお酒を飲みます。いつも2時くらいまで飲んじゃうんで、なんにも覚えていないんですが(それは失礼だろう)この前飲んだときの話は良く覚えています。
若い頃、大阪で大人気だった彼は(バレンタインデーにはトラックで二台分のチョコレートが送られたそうです)あるとき、バラエティの仕事をすべてなげうって俳優一本に絞ったそうです。そこには相当の覚悟があったそうで、その分俳優の仕事に真剣に取り組んでおられるのが、ひしひしと伝わってきました。
彼曰く、「現在日本にタレントとして事務所に正式に登録されているのはおよそ3万人。その3万人はほとんどすべてが、学校では一番の人気者だと思ってください。つまりみんな面白かったり、すばらしかったりするんです。そんな中でみんな生き抜こうとしているんです。」
「どうやって生き抜くんですか?」
「僕は松竹にいたんですが、タレント300名にマネージャーが15人。このマネージャーに認めてもらうのが最初の関門。だけどまじめに一生懸命やっていれば、何年かたてば何とか売れてくるもんなんです。問題はそのとき、自分の売りを出すばっかりだと、飽きられるというか、ねたが尽きるというか、尻すぼみになってしまいます。」
「つまり売れても勉強し続けなきゃならないってことですか?」
「ちょっと違います。勉強したからって売れるわけじゃなくて・・・・
金丸さんの仕事とおんなじじゃないでしょうか。生き様って言うか。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「よくNG大賞とかあるじゃないですか。あれって俳優は出てないじゃないですか。ほとんどタレントですよね。NG出して笑うなんて考えられません。NG出したら泣くのが普通です。それは僕だけじゃなくてみんなそうなんです。超一流となればなおさらです。」
「えっ超一流の方ってあんまりせりふ覚えたりしないんじゃないですか?」
「とんでもない。それじゃ超一流になんかなれませんよ。僕を例に取ると、たとえば渡る世間、あれは一週間前に台本が渡されます。それから食事をするときも、トイレに入るときも、いつも台本を読んでいます。あるとき台本の半分が僕のせりふだったことがあります。そのときは家中の壁や天井にまで台本を貼り付けて、いつも読んでいました。さらに歩いているときも、電車に乗るときも、いつもせりふをしゃべっていました。」
「すごい」
「そんなの当たり前なんです。渡る世間ではリハーサルの時から、台本を手に持っている役者なんて一人もいません。全員せりふを頭にいれてスタジオに入るんです。」
どんな仕事でも生き抜く人たちはこうなんですよね。努力しないで儲かるなんて、ほんの一瞬良くても結局続かない。
「何とかもう少し楽にインターネットを業務に取り入れられない?」
だめなんです。
それじゃあ少々結果が出ても長続きはしないのです。


Posted by 金丸 : Comment(2) | 2006.11.16.

講演で高知にいます。
高知といえば確かあの鳥海君(ITレックス)のふるさと。どんなに柄が悪いか(笑)楽しみにしていました。
最初にびっくりしたのは空港の名前。なんと「高知龍馬空港」名前が変更されたそうです。
地元の方に聞くと、龍馬と功名が辻のおかげで観光業は良い景気だそうです。
「他の産業の景気はどうなんですか?」
「田舎ですから建築が中心なんですが、公共事業の減少でものすごく不景気です。倒産したり廃業したり」
「公共事業の減少はどこでも同じだし、高知だけの減少ではありませんよ。ところで他の産業は?」
「ないんです」
「ええーーーーない。まさかそんな」
「いやぜんぜんないわけじゃないんですが、あんまりないんです。」
「そりゃ政治が悪い。ここって確かあの大二郎さん?」
「そうです。就任されたとき三菱をつれてきてくれて、今半導体を作ってるらしいんですけど、そのあとはちょっと続かないんです。」
「そうですか。でも一応無理やりでしょうけど、三菱をつれてきたのなら良しですね。ただ不動産業はそれでもなくてはならない仕事だし、そんなに景気の影響は受けない業種だから・・・・・」
そういいながら街を眺めていると、わが埼玉のNO1企業「しまむら」があっちにもこっちにもあるじゃありませんか。
「あのーしまむらがたくさんあるんですけど」
「あーそうです。一杯ありますしまむら。ここじゃしまむらの服を着ている主婦を【しまらー】と呼んでます」
おおーすごいぞしまむら。
東京生まれの私は大学のとき、同級生が一斉に「今日は用事があるんで」と去っていく県人会の日に、ふるさとがあるっていいなーといつも思っていました。社会に出てからも東京っていろんな会社の本社があるんで、おれの街の企業みたいな感覚を感じたことがありませんでした。
【しまらー】のおかげで生まれて初めてそんな感覚です。いよいよ私も本物の埼玉人になったようです。(笑)
ps:明日は新潟、あさっては静岡。。。。今月は一日しか休みがありません。松下君ど・う・も・ありがとう。


Posted by 金丸 : Comment(2) | 2006.11.9.

 ちゃっかりご無沙汰しております増上寺です。「ちゃっかり」と「すっかり」が実はよく似ていると(以下略)
 社長自らブログに記事をアップして以来、「この子はもう大丈夫。1人でちゃんとやっていけるわ」と母の如く見守ってまいりました。母じゃありませんが。
現在、まったりと更新中です。これからも温かい目で更新をお待ち下さい。
 さて、お気づきの方もちょっとだけいらっしゃるかもしれませんが、実は姉妹品(「姉妹品」という表現が正しいかどうかは別として)、@dream2000スタッフによるブログが開始しました。
@dream2000 スタッフブログ
 もったりと更新中です。
「もったり」と「まったり」が実はよく似ていると(以下略)


Posted by 増上寺 : Comment(1) | 2006.11.6.