てっきり秋らしくなってまいりました。「てっきり」と「めっきり」が実はよく似ていると気づいてしまった増上寺です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
「金丸さんのブログ楽しみにしてるのに、更新少ないですよぉ」
「それ、社長にそのまま言ってください」
とか、ユーザー様の口を借りて裏から更新を促してみたり、「実は自力で更新してなかったのよ」と暴露うっかり記事に書いてしまってみたり、はたまたyukiさんの叱咤激励が功を奏したのか
「増上寺君。ブログのアップの仕方教えて」
と、ある日のこと、社長が私のデスクにやってきました。心の中の小躍りを抑えつつ「ここでログインしたらタイトルとカテゴリ選択して、記事の内容を書いたら…」「この手順は後からメールで送っておきます」と、しっかりとサポートし(ユーザーサポートならお任せ)、後はいつ記事がアップされるか心待ちにしておりました。
今までは私が更新しなければ更新されることの無かったブログ。ああ、こんなにブログの更新が待ち遠しい日が来るとは!
「増上寺さん、電話終わった? 今ね、社長から電話入ったんだけど」
「はい。折り返ししますか?」
「いや、なんかね、電話対応中ですって言ったら、やけに寂しそうにしてたよ。折り返しはいらないみたい」
寂しそう? 唐突に私への愛でも芽生えちゃったのでしょうか。
いやちょっと待てもしかして!やっぱり!「初めての投稿」!!
これはアレね、きっと「ママ、ママ!ボク1人で投稿できたよ!」報告だったのね!(ママじゃありません)
君はやれば出来る子だって、先生は信じてたわ!(先生じゃありません)
ああ、苦労して育てた甲斐があった。(育ててません)
母さん、あんたを産んで良かったよ。(産んでません)
翌日。
「お電話代わりました、増上寺です」
「あのさぁ。『保存する』ってボタン押したらアップされるんだよね?」
「ですよ。あ。今日も記事アップされたんですね!素晴らしいです!」
「それがさ。新しい記事が出てこないんだよね。本当にこれでアップできてるの?」
「出来てますよ。記事投稿後は再構築されるので多少タイムラグはありますが。というか、私にはもう新しい記事見えてますもの」
「ほんと?」
「ほんとほんと。えっと、『不二ラテックスの岡本さん』ですよね」
「そんな大声で…」
「はい?」
二日も続けて更新だなんて、今までの更新率を考えると「バリバリ更新してます」といっても過言では無い出来です。(過言です)
「どうです、自分で更新すると気楽にささっと記事が書けるでしょ?」
「うん。そうなんだよね。なんだか気楽過ぎちゃって、地が出ちゃうって言うか下ネタに走っちゃいそうで、それが心配」
「下ネタ?(慌てて記事を斜め読み)あの…今私、普通にタイトル読み上げちゃいました」
「あはは。どうしよう、下ネタばっかりになっちゃったら」
「好きなこと書いちゃっていいですよ。なんといっても、このブログのコンセプトは『金丸信一』そのものですので」
「コンセプトが下ネタ」になるかもしれないバックドロップ。ようやく本稼動です。たぶん。
増上寺の出現頻度がますます減ることを祈りつつ、今後にご期待下さい。
(何より私が一番期待)
Posted by 増上寺 : Comment(3) | 2006.9.15.
2006年度5回目となります「インターネット不動産業者交流会2006」の大阪開催が2006年9月22日に決定致しました。
日時 2006年9月22日(金)
第一部:13:00~17:00 インターネット不動産 業者交流会
第二部:17:30~19:30 懇親会
場所 キヤノンマーケティングジャパン(株) 大阪支店 18F第6会議室
大阪府大阪市北区梅田3-3-10 梅田ダイビル
定員 50名
参加費 第一部:無料
第二部(懇親会): 1,000円(税込み)/人
「インターネット不動産業者交流会2006 in 大阪」の特別ゲストには、「インターネット不動産経営 勝つための11のセオリー」出演不動産業社様を予定しています。
既にお申込みをお受付しておりますので、皆様ふるってご参加下さい!
「インターネット不動産業者交流会2006 in 大阪」の参加申込みはこちらから。
アンケート欄には「バックドロップを見た!」とご記入ください。
write by 増上寺
Posted by 増上寺 : Comment(0) | 2006.9.12.
もう10年も前の話です。
とあるメーカー(有名)で新しい製品の機能についてエンジニアの方とお話している時のことです。
「技術ってどんどん進んでいくから、我々も日々進化し続けなけりゃいけませんね。レーザーや画像処理だけでなく、これからはナノテクなんかもどんどん進んでいくでしょうから。」
※ナノテク:一般的にはミクロンオーダー以下の精度を持った加工技術や検査技術をさす。ちなみに1ミリの1000分の1が1ミクロン。1ミクロンの1000分の1がナノメーター。紫外線の波長がこの領域
「うん。でも一概に先端技術が上で、過去の技術が下にあるなんて思わないほうがいいと思うよ。そういえばいい例がある。金丸さん正倉院って知ってる?」
「たしか昔の宝物を置いとく建物でしたっけ・・・」
「よく知ってるね。そう日本の宝物をおいてある建物なんだけど、僕はひょんなことから興味を持ってね。正倉院の宝物の写真集なんかももっているんだ。」
「へぇー意外ですね。」
「正倉院のすごいところはその保存力なんだ。何しろ世界最古のガラスも正倉院にあるんだ。ヨーロッパでなく日本の正倉院にあるってのがすごいんだ。当時世界のガラス製造技術は間違いなくヨーロッパのほうが上、すばらしいガラスはヨーロッパにあったはずなんだが、それを現代まで同じ状態で残す技術は正倉院にしかなかったってことなんだ。」
「へぇそうなんですか。正倉院ってそんなにすごいんだ。」
「正倉院の保存力は一般に校倉作りと呼ばれていて、角材を交互に重ねた建物なんだけど、実はその正倉院を修理するプロジェクトがあったんだ。東大や京大などの日本の技術の先端を行っている学者さんが、正倉院の校倉作りの研究をした。徹底的にデータを取った。すると意外なことがわかった。一般に保存状態を良くしようとすると、20度程度で一定の温度管理をするものだが、正倉院の室内温度は夏と冬で平均気温が2度ほど違うらしいんだ。学者の常識ではまったく同じ温度で管理したほうがいいらしいんだが、事実上世界有数の実績を残している正倉院の温度は2度づつずれている。」
「それでどうなったんですか?」
「結局夏と冬の温度を2度づつずらすような温度管理をせざるを得なかったそうだ。科学的証明はされないけど、事実が物語っている結果を優先せざるを得なかったってわけさ。」
「ふーーん。先端科学より歴史に裏付けられた事実が勝ったんだ。」
「そう。我々技術者は技術に振り回されて、事実や経験をないがしろにしてはいけないっていう教訓だよね」
インターネットが普及している現在。アクセスを多くしたい。メールの数を増やしたい。かっこいいホームページを作りたい。
それはそれで大事なことです。
ですがインターネット時代でも成功する不動産会社は、新しい仕組みをうまく使っているばかりではありません。マメに働き、約束を守り、うそをつかない。昔から成績を上げる手法をしっかり行っている会社です。
正倉院がそれを我々に教えてくれています。
Posted by 金丸 : Comment(9) | 2006.9.11.
昨日不二ラテックスの岡本さんという方にお会いしました。
*作り話ではありません。
不二ラテックスといえば「コンドーム」。岡本に次ぐ業界第2位の名門です。
その不二ラテックスで営業をしている岡本さんは、明るく(暗くっちゃできない営業ですよね)頭の良い人でした。
話を聞いてみると、この業界の売上はバブル期の半分程度に落ちているそうで「それってみんなやらなくなっちゃったの?」「そうとは限らないんですけど。いろいろ環境の影響とか、空気が悪くなったりとかが原因みたいです。」「空気が悪くなるとどうしてコンドームの売上が落ちるの?」「いや直接関係あるかどうかは別にして、一般に成人男性の精子は6CC出るんです。その中にこんな(ここで精子の真似をして踊りだす)風に精子がいるんですが、10年前は6CCあたり5億匹いたのが、今では3億匹くらいしかいないんですよ。」「ふーーーん」(二人で足の付け根を見る)
「空気が悪いと精子も減るのか。環境問題が身近に感じられる話だなー。ところで岡本さんはたくさんコンドーム使ってるの?」「いえいえ、僕は独身なんです。ところで金丸先生、うちの会社のタブーって知ってます?」
「いやわからない」
「できちゃった婚です。」
そりゃそうだ(笑)
Posted by 金丸 : Comment(0) | 2006.9.7.
今有楽町線で新木場に向かっています。(ちょうど新富町)りそな銀行のマネージメントスクールにて先輩経営者としてしゃべるためです。場所は幕張。参加者は100名です。
銀行系のシンクタンクはたくさんありますし(何とか総研ね)そこではたくさんのセミナーが開催されてもいます。ただ、このりそながやっているような高額(年間100万円)でありながら、参加社100名、そしてずっと続いているものはないように思います。
そんな会でしゃべっちゃっていいんでしょうか?
何しろ、インターネットのことも、不動産のことも、装置のこともあんまり関係なく、会社経営について語るわけです。
依頼があったとき「本当に自分でいいんですか?」「いや、誰にしようかみんなで検討したとき、最初に名前が挙がって、全会一致で決まったんですよ。」「へーそうなんですか。(不思議だな)」「ところでどんな話をしたらいいんでしょうか?」「いや、そりゃなんでも」「何でもって言われても・・・。やっぱり期待している話ってあるでしょ」「では、いつもの調子で、派手に、面白く。」「(なんかへんだな)総研のセミナーでしょう。自分が話す前には一日中決算書の読み方とか勉強してるんでしょう。そんな真剣な勉強をしている、それも経営者のまえで・・」「いえ。だからこそ・・・」「(なるほどまた色物ね。)」ということで、あさひ銀行時代の貸しはがしの激しさの話をしようと思っています(笑)
ps:あの今では立派なWEBライターとなった「yuki」さんのに怒られたのではじめて自分で投稿しています。(これでいいかい)
Posted by 金丸 : Comment(2) | 2006.9.6.