アベノミクスの効果がテキメンに現れている株式市場ですが、連休明け後も上がり続けています。一方であまり取り上げられてはいませんが、株に先行して上がっていたのがREIT(不動産投資信託)で、不動産市場も久方ぶりに活況を呈しているようです。すでに東京の都心の売れ残り物件(事業用)は、アジア系のREITが買いあさってしまったとの情報もあり、いよいよこれから居住用に風が向かうとか、地方に波及していくとかのコメントがあちこちに見られるようになりました。
一方で本日の日経新聞にあるように、これから来る消費税駆け込み需要によって、2014年は過去最高の反動減が来るなんて記事もあります。どっちなんでしょう?
そういえば、私が初めてマンションを買ったとき(1991年バブル真っ只中)には、漠然としたものでしたが「値上がりの不安」があったのを覚えています。今の消費税駆け込み需要を利用した営業トーク「秋以降になると値上がりします。」なんてのを聞かされなくても、(買えるときに買わなければ買えなくなる)と自分で思っていたように思うんです。
そして購入したあとは「値下がりの不安」に付きまとわされました。実際最悪の時期に購入したものですから、最終的に売却した時には三分の一以下という、目も当てられない結果となりました。
でもねぇ。。。。。資産で損したら、そのぶん働けばいいんだよね。人は働けるんだから。
株が上がっても、下がっても、不動産が上がっても、下がっても。毎日働きながら経験しているいろんなことが一番重要で、そこにやる気が出るネタだったら、極端な話損してもかえっていいのかもしれません。
昔、孫さんがツイッターで髪の毛が薄くなったことを指摘されたとき、「髪の毛が後退したんじゃない。私が前進してるんだ。」と答えた逸話がありますが、まさしくこれが、苦労を糧にしている生き方なんでしょうね。
Posted by 金丸 : Comment(0) | 2013.5.8.
2013年もいろいろやります。とブログのトップの写真に入れて4ヶ月。一昨日さらなりドットネットに物件情報を付加した「さらなりポータルサイト売買」β版をリリースさせていただきました。
正式リリースは5月14日の予定ですが、それまでの間にどんどん物件を入れていただけないでしょうか?(TO dreamユーザー&beginユーザーのみなさん)
10年も前から、ポータルサイトは「成果があるなら」どんどんやってください、でも効果測定はやってくださいね。と言い続けていた上、自社HPの大切さを語り続けてきたので、今更リングアンドリンクがポータルサイト?と思われるかもしれませんが、このサイトは効果測定の必要がありません。結果がでなければ「タダ」なもんですから。掲載するのも、掲載数にも制限はありません。費用が発生するのは契約できた場合だけです。
また、このポータルサイトは単に物件を発見してもらうことだけでなく、閲覧するお客様が階段を登るように物件を理解し、最終契約にたどり着くことを目標に作られています。不動産会社からもお客様の動向が見え、不動産会社のインターネット上の営業センスが磨かれることも合わせて目標にしています。
まだまだよちよち歩きですが、不動産会社のみな様と消費者に育てられながら成長してゆくポータルサイトを目指していますので、どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by 金丸 : Comment(0) | 2013.4.18.
最近の車に搭載されている衝突防止システムのことです。エンジニアリング的に言うと、画像処理技術の事なんですが、私がこの技術開発を知ったのはもう20年も前です。
当時日産自動車(ゴーンさんの前)で、教授とか神とか言われていたエンジニアがいたんですが、その神が(子会社に飛ばされながらも)衝突回避システムの開発をしていました。20年前はまだ夢の技術で誰もその完成を期待していないのは、外部業者の私にも一目瞭然でした。
なぜなら、20年も先の夢の技術は「素晴らしい」としても、今の業績につながることはないからです。毎月の業績が自分の生活に直結する中小企業の社長さんたちは、大企業のサラリーマンを甘ちゃんと見る癖がありますが、大企業のサラリーマンこそ毎月に成績であっとゆう間に左遷、リストラされるからです。(その上つぶしがきかない)
教授とか神とか呼ばれていたのは、本当のところ「立派なエンジニアだけど、浮世話に人生をかけているおっさん」という意味だったんですね。
ただ若い私はそう思いませんでした。レベルが高いのなら、俺がそれを商品化してやる!って考えたんです。(大分シティネットの工藤さんくらい若い)
そのため神に近づき、神の作った処理ボード(画層処理をするためのメイン基板)を使ったシステムの開発に邁進したのです。
結果は大失敗(泣)会社は倒産の危機に落ち込みました。
ですが、実はその縁で知り合った神の部下だったエンジニアたちが、その後当社に移り、そして@dreamを開発したのです。やっぱり彼は神だったんですよ
Posted by 金丸 : Comment(0) | 2013.4.5.
地方のホテルでBSを見ていたらやっていました、東京ラブストーリー。
当時みんなが話題にしていましたが、私は見ていませんでした。今更見ると若い男女がぐちゃぐちゃになるドラマだったんですね(笑)
そういえばさんまと大竹しのぶが出ていた男女七人なんとかかんとかってドラマもぐちゃぐちゃな男女関係になりそうで、ならない的なドラマでした。
さらにあすなろ白書でしたっけ、サザンの楽曲にのって時任三郎とか中井貴一とか出てたあれ。あれも考えてみたら、いろいろ複雑系になりそうでならない的なドラマでした。そう考えるとあの頃はいろんな男女が、まとまって鞘当したり、ぐちゃぐちゃになったり、そうやって成長していた時代なんですね。
一方で今流行るドラマといえば、仁とか、とんびとかに代表されるまっとうな仕事や愛。家政婦のミタやハケンのなんとかみたいに、こだわった仕事ぶりみたいなドラマです。
携帯やメールのせいでしょうか?それだけじゃないとは思うんですが、恋愛はみんなでワイワイ練習していく時代じゃなくなって、個人個人相対ですすめる時代になりました。みんなでワイワイやりながら恋愛の「練習」はできなくなったんですね。おかげで恋人のいない男女が沢山いるそうです。
昔、寺山修司が書いた本があります。「書をすてよ、町へ出よう」
そんなことをなんとなく言いたい今日この頃です。
Posted by 金丸 : Comment(0) | 2013.4.2.
最近は士業の方々と仕事をする機会が増え、彼らたちの悲しい叫びが伝わってきます。
日本がデフレに突入したのは20年前。それ以来GDPはホンの少ししか伸びていません。経済はあまり成長していないわけです。それに合わせるように出生率が低下し、とうとう人口が減っていく時代になってしましました。(これを人口オーナスといいます)
人口が増える時代を人口ボーナスと言いますが、当然GDPも伸長し経済も発展していきます。世界各国のこれからを語るとき、その国の平均年齢をベースに語るのが最も信憑性があるという説もあるほどです。
*ちなみに大体ですが、現在の平均年齢はインド25歳、中国35歳、アメリカ37歳、ロシア38歳(ただしロシアの平均寿命は非常に低い。ウオッカのせい?)、イギリス40歳、日本は45歳です。ゾッとしません?
人口が減っていく時代の影響を受けた不動産業界では、4年前からとうとう業者の淘汰が始まっています。10年前14万社強あった業者数が今では12万社強と1割以上減っています。この流れは続いて行くでしょう。ただその嵐の中で、もがき苦しんでいる会社には失礼に聞こえるかもしれませんが、決して悪いことばかりではないはずなのです。
市場が縮小したら、プレイヤーの数が減って均衡する。これが起きてくれれば生き残った会社には相応の市場が残るはずだからです。
製造業では日本国内の工場数のピークが73万、現在は40万強。実に4割減。それに伴って従業員数もピークの1603万人から998万人へとやはり4割減。しかし生産額は上がっています。生き残った強い会社が市場を成長させているのです。
一方で資格で食べられる市場ではこの淘汰が起こりません。不動産業も確かに資格が必要なビジネスですが、それを前面に出してやっているわけではありません。なければビジネスの途中で困るというのが資格です。
それに比べてお医者さん、歯医者さん、弁護士さん、司法書士さん、行政書士さんなどは、資格がなければ誰も見向きもしません。というか犯罪者となります。
人口ボーナスの時代にはお客さんも仕事も増えて行きますから、資格さえ取れればそれでもう食って行くことができました。ところが人口オーナスの時代になると。。。。。。。。
GDPが伸びないのに、資格試験は毎年行われます。歯医者さんも弁護士さんもこの20年間毎年毎年2000人ずつ増えていきました。つまり市場が成長していないのに4万人もライバルが増えてしまったのです。これはきつい。一ヶ月9800円で顧問を引き受けますよって弁護士さんも当たり前、とうとう歯医者を辞めてタクシーの運転手を始めた人がいるなんて話も聞きました。
そんな中、司法試験合格者3000人計画が見直され、2000人へと現状維持が決まったようですが、市場が同じなのにまだまだ毎年2000人にライバルが出てくるわけです。本当は毎年2000人減らさなければならないはずです。歯医者さんも、司法書士さんも、みんな同じ状況になっています。
そう考えると、淘汰が起こる市場の方がチャンスがあると思いませんか?
Posted by 金丸 : Comment(0) | 2013.3.29.